<札幌在住、F氏のC5>

年間を通じて約8ヶ月余しかC5をドライブできない北海道在住のF氏ですが、高度にカスタマイズされています。


まずはエンジンチューニングのご紹介から。
C5のチューニングとして最も効果が高いエアインテーク系がカスタマイズされています。
エアークリーナー、MAF、インテークパイプ、スロットルボディを高能率のものへ交換、計算上、少なくても30HP程度はパワーアップしているでしょう。
今後の予定としては、インマニの交換を考えておられるとのこと。
ご覧の通りカムカバーはZ06用。

パワーアップを図ったら、ブレーキ系のチューニングは絶対条件です。
BAER社のローターとカーボンメタリックパッド、さらにはZ06用レッドキャリパーを装着し、さらに外観上の美しさに対しても配慮されています。
赤のキャリパーが赤のボディに良くマッチングしています。今後、キャリパーフレームにも塗装を施されるとのことです。
勿論、ブレーキホースはステンメッシュに交換されています。

リアのローターがゆがんでいるという製品不良が発覚したため、現在クレーム交換を要請中とのこと。

内装はご覧の通り。
ステアリングを始めとして、各所にロゴデコールやボディ色に合わせた装飾が施されています。
今後の希望としてはボディ同色のZ06に設定されたシートへの交換とのこと。

勿論、排気系のチューニングもこの通り。マフラー交換と共に、Z06用のプレートが装着されています。


新しくグレイカラーになったセンターコンソールに装着されたインダッシュディスプレイ。
エアコン操作部とオーディオ両者の位置を一段下に下げて装着されています。



<KMクラフトガレージさんの作業によるモディファイ/2004年8月>

札幌より遠路遥々とキャリアカーによる陸送便で、KMクラフトガレージさんへやってまいりました。
そして、以下の作業が行われました。

まずは、B&Bショートヘッダースの装着です。バンテージ処理も綺麗に仕上がっています。

ヘッダースの装着にバンテージ処理は絶対条件です。未処理だとエンジンルーム内の温度が激しく上昇し、周辺機器に大きなダメージを与えてしまうばかりか、水温上昇やエアコンの効き悪化が起ってしまいます。
そして、MagnaflowのX-PIPE。排気脈流を整え、効率的な排気を実現します。
B&Bマフラー、ヘッダースと相俟って、ハイパワーを発揮してくれることでしょう。
極め付けは、Vette Brake社のウレタンブッシュ。
既に装着されているLGモータースポーツ社のG2コイルオーバーと相俟って、スパルタンな足回りを実現してくれることでしょう。
勿論、交換後のアライメント調整も行っています。
今回、ハイパーテックパワープログラマーVによるチューニングプログラムのインストールも行いました。主な変更点は、基本燃調チューニングと電動ファン回転開始温度設定の変更です。
パワーが増大したエンジンは発熱も大きくなるので、水温管理は重要な課題です。純正のサーモスタットは90℃オープンになっていますが、電動ファン設定を変えることで、90℃で水温を安定させることが適います。
サーモスタットをより低い温度でオープンするものに交換すれば早めの冷却開始が適うので、夏季の水温上昇抑止に効果がありますが、涼しい北海道では、その必要は無いでしょう。
F氏の場合、自宅車庫の出入りに際して毎回アンダーを激しく擦ってしまうため、スキッドプレートホィールを装着されました。
そして今回上京された理由の発端となったATFの全交換です。
2002年10月11日に開催された那須モータースポーツランド走行会において135℃に達してアラームが鳴ってしまったATFを、ようやく全交換することが適いました。
ATFは、デフオイルと共に、サービスマニュアルに記載されている期限よりも早く定期的な交換を行うことが、円滑な稼動を行う良い方策ですね。