JACOB’S ハイテンションコードと Splitfireプラチナ「3」プラグの装着
 Installation of Jacob's ignition wires and Splitfire Platinum 3 plugs
 
必要工具:16mmディープソケット(プラグ用)、ユニバーサルジョイント、ソケットレンチ、トルクレンチ(15Nm)
火傷をするので、作業はエンジンが冷えている(特にエキパイ)時に行うこと。
また作業スペースが狭く周囲に突起物が多いので、首の部分が曲がる16mm径のプラグ専用ソケットの使用を薦めます。

<既存コードの取り外し> Remove Ignition Wires
 

エンジンヘッドカバーを外します。 差し込んであるだけなので上に引き上げればロックが外れて取れます。
助手席側はオイルサーバーキャップを一旦取り外してから行います。
運転席側は燃料ホースがあるのでカバーをよじるようにして抜き出します。燃料ホースには負荷をかけないように注意して下さい。
コードを全部外します。ブーツの根元をしっかり持って抜きます。コードを持って引っ張ると、場合によってはブーツから抜けてしまうので注意して下さい。
コードのプラグ側に被せてある金属性の筒は、手前に引けばコードと共に取れます。再使用はしません。

Remove Head cover and all ignition wires.

<プラグの交換> Change Plugs

プラチナ「3」プラグはスパークギャップが通常のものよりも広いので、高性能ハイテンションコードとの組み合わせが必然です。
作業は狭い空間の中をいかにうまく進めて行くかが要で、想像するよりも結構大変です。
 

@ 16mmディープソケットにユニバーサルジョントを付け、プラグソケットをプラグのボルト山にかけます。この時、プラグヘッドに正しくソケットがかんでいることを確認して下さい。斜めにかかっていると空回りしてプラグヘッドを駄目してしまいます。
トルクレンチを付けてプラグを緩めます。ユニバーサルジョイントを使用している場合にはなるべく曲がらないように向きを決めます。又、プラグのボルト山からレンチが外れないように保持しながら少しずつ緩めます。
極端に角度が付いた状態で負荷をかけると、場合によってはプラグが折れてしまうので要注意。
A 緩んだら一旦レンチを外し、ソケット部を手で持って緩めプラグを外します。外れたプラグを下に落とさないように注意。

B 外れたら長時間放置せず、異物がプラグ穴に入らないよう十分注意して、新しいプラグをソケットにつけて、必ず最初は手でねじ込んで行きます
無理な力をかけずに、ネジ山とプラグが正しくかんで自然に入って行くようにすること。
滑りが悪い場合にはプラグねじ山部にエンジンオイルを少し塗るか、ANTI-SEIZE PASTEを塗布すると良いですね。万一ネジ山を駄目にするとブロック交換になってしまう可能性があります!!

場所によって作業スペースに制約があるので、どうしても手や工具が入らない場合は邪魔な部分を取り外さなければなりません。
運転席側の#5と#7は、EGRパイプを外さないと作業スペースを確保することが出来ません。
脱着については、こちらを参照⇒エアインジェクションパイプ左 / エアインジェクションパイプ右 / オイルレベルゲージ

C 手で締まる限界に達した段階でトルクレンチを取付け、15Nmで締めます。ユニバーサルジョイントはなるべく使わないほうが正しいトルクで締められます。どうしても入らない場合は、なるべく曲がらない状態で行います。曲がりが大きいと正しいトルクで締められない場合があります。プラグのボルト山からレンチが外れないように保持しながら締めて下さい。
トルクレンチを使わずに締めると、過大トルクでプラグが折れてしまったり、プラグにガスケットワッシャーが付いていないため圧着不足で隙間からガス漏れ、圧縮漏れが起ったりしてしまうので注意が必要です。

D 1本の交換が終ったら次のプラグ交換を順次行います。
プラグを外した状態での放置は、異物混入の原因となるので、必ず1本ずつ順番に行っていくことを薦めます。
まとめて外し、まとめて装着する場合には、異物混入防止策を取って下さい。
Remove plug and install new plug, tighten to 15Nm. Check nothing come inside from plug hole.


<イグニッションケーブルの取付> Install Ignition Wires

JACOB'Sハイテンションコードを使用する場合には、プラチナ「3」のようにギャップが広いプラグを使用できます。通常のプラグを使用する場合には、規定値よりギャップを広くすることが可能です。
 

全プラグの取付が完了したら、コードを取り付けます。
コードはどれも同じ長さですが、プラグとの接続部のブーツが角度を付けられるようになっているので、装着した段階でコードに負荷がかからずエキパイに直接接触しない、30〜40°程度の角度を予め着けておくと良いでしょう。
ブーツ内部に耐熱シリコンの塊が塗布してあるので、ブーツ内部全体に塗り広げておいて、差し込みをスムースにさせます。
プラグ接続部もコイル接続部も、ブーツの中の接続部を手で支えながら相手側のヘッド中央に当て、ロック音が聞こえるまできちんと差し込みます。接続が不完全だとミスファイアを起こしたり、内部で放電を起こしてしまいます。
コードの取付が終った段階でエンジンを始動し、エキパイとの直接接触、リーク(放電)、ガス漏れ等が無いことを確認して下さい。
エンジンヘッドカバーを取り付けます。 ロック穴に合せて上から押し付ければ固定されます。
Install all ignition wires. Check connection.

※ヘッダース(たこ足)を取り付けている車の場合は、JACOB'Sから耐熱ブーツカバーが別売りされているので、必ず併用して下さい。 尚、本品は国内で購入しました。


<使用レポート>

C4のLT-1にCDIの装着と高性能プラグ及びハイテンションコードを使用した時は絶大な効果を即座に感じることができたのですが、もともとダイレクトイグニッションシステムを採用しているLS-1なので、ディスビと長いケーブルを使用する点火装置ほど明らかな差異は感じられませんでした。
ただ、始動時のセル回転時間が短縮されたことを見ると点火能力アップ効果はあったようです。又、アイドリングの安定度は時間を追う毎に増してきたことを見るとさらに効果があがってきていると思われます。
ケーブルよりもプラグに効果があるように感じますが、ワイドギャップのプラグには高性能コードが必然なので相乗効果と見るべきでしょう。

尚、コードは現在MSDのスーパーコンダクターハイテンションコードに交換してあります。