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<C5日誌>「赤枠で表示されている画像は、マウスポインターを置くと別の画像が表示されます」

2009年

11月15日

LED化!!
JLD-22C27/22Wタイプ ガレージ内の照明用として40Wの蛍光灯が12本着けてありましたが、ちらつきが始まって寿命が近くなってきていたので、これを22WのLED照明(JLD-22C27)8灯に交換しました。
今までと同じ明るさでよければ6灯で十分でしたが、作業を行う頻度が高い場所をより明るくするために8灯にしました。
取付は、灯体全体を取り外したらE26の口金を取り付けて配線を移動すれば完了です。

この明るさを単体で持つLED照明は、現在のところLumidas製品(大塚商会たのめーる取扱)だけです。→LED製品に関する説明はこちらから
使用されているLEDチップは日本製、組み立て製造は韓国のFAWOO社が行っており、水銀灯や街路灯など超高照度照明に対応する大型タイプもあります。
工場や倉庫など多数の水銀灯を使用している場所なら、瞬時の点灯消灯が可能になりますから、昼休みや使用していないエリアをブロック単位で消灯することで、消費電力を大幅に節約することが適います。
また、発熱がほとんどありませんから、夏季の空調コストも大幅に節約することができます。
さらに水銀灯が原材料に有害物質を含んでいることに対して、LEDはそれらを含んでいないことも大きな長所になります。
ガレージ用照明のLED化 消費電力が480Wから176Wへ低下したばかりでなく、スイッチONと同時に最大の明るさになりますから、ほんの少しの間居なくなる場合でも頻繁に消灯することで、さらに省エネを促進できます。
白熱灯や蛍光灯は点灯消灯の都度寿命が少しずつ短くなってしまうので、節電のために頻繁に消灯点灯を繰り返すことが返ってアダになってしまう場合があるのですが、LEDはそのようなことがなく、さらに絶対寿命も40000時間以上ですから、蛍光灯に比べても実質的な寿命は5倍近くになります。
また、白熱灯や蛍光灯は寿命が来ると直ぐに消えたりチラついてきたりしますが、LEDは少しずつ照度が低下してくるため、初期照度の75%に低下した時点を寿命と設定しています。完全に消灯して実用が不能になってしまう時点を寿命とすると、実に50000時間にもなりますから、絶対点灯時間を考える限り、おそらく私が生きている間に寿命を迎えてしまうことはないでしょう(笑)。
LH08-E2XS/8Wスポットタイプ もう一つ重要なメリットは、夜間、風を取り込むためにシャッターを少し開けておくと、そこから昆虫が沢山舞い込んで来てしまうのですが、LED照明の場合は紫外線赤外線がほとんど出ないために昆虫が引き寄せられることがほとんどなくなることです。
昆虫は明るさに引き寄せられるのではなく、紫外線に反応して引き寄せられるのです。

また、発熱がほとんど無く、さらに紫外線赤外線の放射が極めて少ないことは、絵画や美術品、生鮮食品を始め、長時間照明を照射していると劣化が進んでしまうものの照明としても最適なものになります。→導入事例はこちらから

尚、本製品は調光(明るさを可変)することはできませんので、既存の調光設備がある部分に使用する場合は、調光回路をバイパスする必要があります。
物理的にLEDの調光を行うことは可能ですが、AC100Vで直接点灯する白熱灯の調光とは全く異なる方式(DC電流制御)になるため、既存の調光器で調光を行うとLEDが破損してしまいます。
下回り用LED照明 下回り用の作業灯もLEDにしました。
こちらは、8Wのスポットタイプ(LH08-E2XS/WARM)と照射エリアの広い4Wの電球タイプ(JLD-04/PURE WHITE)です。
これまで使用していた蛍光灯式やハロゲン灯に比べて消費電力が大幅に低下したのは勿論のこと、長時間点灯してもほとんど熱くなりませんから、至近距離に設置しても火傷や熱い思いをすることなく作業できるのが便利です。

LED照明は一般照明に比べて高価ですが、省エネであることは勿論のこと数多くのメリットがあり、長期間の連続使用を前提にすれば3年ほどで初期投下コストを回収することができます。
街路灯や高速道路等の水銀灯、競技場等の照明設備を全てLED化することができれば、発電所一箇所を閉鎖しても余るほどの消費電力節減ができるのではないでしょうか。
→コスト節減シミュレーションはこちらから

→LED照明カタログ(PDF)
→LED照明カタログ(HTML)

近い将来、太陽光発電設備を導入して、自家発電による点灯を目指そうと思っています。

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