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<C5日誌>「赤枠で表示されている画像は、マウスポインターを置くと別の画像が表示されます」

2007年

8月5日

ATFクーラー吸気口カバー装着
ATFクーラー用コアをフロントに追加装着
ATFクーラー用吸気ダクトカバーを装着しました。
当初装着するつもりだった市販汎用品FRP製はボディラインの曲線に合わせることができずにかなり隙間が開いてしまったので、手元に余っていたプラスチック製のダクトを半分に切って加工したものに換えました。
数年前に何かのために買ったものですが、記憶が正しければトランザムのボンネット用ダクトだと思います。
凄い様相になりましたが、個人的には何となく良い印象を受けてます(笑)。
吸気量の増大は大きな効果があり、外気温34℃の高速道路走行ではインラインブロワーファンが動作することなく82℃を維持することがかなっていますから、やはり走行風は偉大です(笑)。
今後の検証結果次第ではインラインブロワーファンは撤去することになるかもしれません。
最大の懸念は車幅からハミ出ているので、摘発されてしまうかもしれないことでしょうか・・・。
そのため、直ぐにカバーだけ外せるようにはしてありますが(笑)、いずれ機会を見て、より効果的で尚且つ見栄えの良い(笑)エアインテークに交換するつもりでいます。

現状でこれ以上の吸排気効率向上は望めませんから、フロントにクーラーコアを追加装着することにしました。
ATFの循環圧低下と重量増を避けるため、 パワーステアリングフルードの追加クーラーコアと同じ流動抵抗が無いタイプをフロントバンパーの左右開口部内に1基ずつ計2基を装着しました。
ここは、水冷インタークーラーコアをシングルパスタイプに交換したことでできたスペースです。
このタイプのコアは低圧のフルード冷却に適切で、十分な吸気が得られる場所に設置すると大きな冷却効果が得られます。
排出熱が水冷インタークーラーコアに流入しないように隙間には隔壁をつけました。
また、冷間時の短時間ヒートアップとオーバークール防止のため フロント側にもサーモスタットを追加装着しましたが、冬季はラジエター循環につなぎ換えることにしています。

→装着図(PDFファイル)

冷却能力はさらに向上し、外気温34℃の高速道路走行は勿論のこと渋滞を含む一般道でも電動ファンが動作せずに80℃を維持していました。
80℃以下になるとサーモスタットが閉じるので、どの程度まで絶対能力が向上しているのかは不明ですが、少なくても走行中に上昇している分以上が冷却されていることは確実です。
サーキット走行における連続高負荷で短時間に急激に温度が上昇した際の絶対冷却能力が十分であるかどうかが今後の焦点になりますが、これについては7日の本庄サーキット走行会で検証となります。

8月7日

第10回本庄サーキット走行会 第10回本庄サーキット走行会を開催しました。
天候は曇時々晴、外気温が36℃に達する真夏日となりましたが、元気な皆さん11台が参加しました。
第10回本庄サーキット走行会 最大の焦点であったATFクーラーの冷却能力は明らかに改善されており、連続5周時に水温105℃、油温103℃に対してATF温度は102℃でした。
ATFの温度管理については、これでようやく一段落と言ったところです。
ウォーターインジェクションを使って1周のクーリング走行を行うと水温が95℃まで下がってくれるので、このままさらに周回を続けることが可能な状態でしたが、あまりの暑さに5周した時点で体力が限界を越えてしまいました・・・(笑)。
問題は2速でフルスロットルを与えると4000rpmを越える辺りから燃料カットが働いたような息つき症状が再度出たことです。
前回出た時はMAFのエラー表示が出て、その後も一般道で2000rpmを越えた辺りで同様の症状が出ましたが、これはMAFを交換したことで解消していますから、原因は別にあることになります。
走行開始直後は出ませんが、3周目辺りから出始め、一度出るとその後出続けました。
従って基本的に過熱が原因と思われますが、エラーは一切発生しておらず、燃圧の低下も見られませんから、燃料パイプの過熱によるパーコレーションか、レギュレーターやフュールインジェクターに問題が起っている可能性があります。
そこで、まずはレギュレーター、インジェクターそしてフュールフィルターを交換することにしました。

8月19日

フュールインジェクター交換
フュールライン遮熱処理
フュールインジェクターを交換しました。
今回はアレックスレーシングさんから購入した57LB/HR(画像左側)を使用しました。
画像右側がスーパーチャージャーに標準で装着されていたものでフローレートの表示はありませんが、42LB/HRであろうと思われます。
フュールレールを外すだけで直ぐに交換ができますから、2時間ほどで終わりました。
インジェクターのフローレートが変わった場合、数値の変更が必要であると言われていたので LS-1 EDIT で変更を行ったのですが、変更すると無負荷でも回転がスムースに上がらなくなってしまったため、元の状態に戻しました。
一般道におけるテスト走行では6000rpmまで問題無く稼動していますが、フルスロットル状態でレブリミットまで回す検証はできていません。
入力した数値に問題があるだけで基本的に変更が必要である場合に備えて、しばらくはPCを携行することにしました。

作業中にエンジンルーム内のフュールラインに20cmほど遮熱処理がされていない部分があるのを見付けたので、遮熱チューブと遮熱シートを着けました。
二次エア用配管の裏側に隠れていたため見過ごしてしまったようです。
二次エアの供給は既に停止されていて不要なものになっていますから、ついでに配管を撤去しました。
この場所はヘッダースと至近距離にあってかなり熱くなっていたはずですから、これも息つき症状発生の原因の一旦になっていたかもしれません。

また、念のためプラグ(DENSO IT24)も交換しました。
十分な遮熱処理(遮熱シート+遮熱チューブ)を行っているイグニッションコードに損傷や劣化は見られなかったので、現段階での交換は不要でした。

作業後アイドリングがスムースになって安定しましたから、何等かの不具合が解消されているようです。
最終検証は24日のえびすサーキットで行うことになります。

8月22日

FORD Racing 42LB/HRインジェクター 先般、57LB/HRの新しいインジェクターを装着しましたが、LS-1 EDIT によるフローレート数値変更が理論通りにいかなかったため、マグナッソン社のスーパーチャージャー用プログラムに何らかの特殊性がある可能性が考えられます。
また、燃調に関するプログラムは細部に渡って純正とは違う設定が行われているため、机上数値だけで変更を行うのは危険が伴います。
アレックスレーシングさんに相談したところ、安全を見て装着されていたものと同じインジェクター( FORD Racing 42LB/HR #280-150-558)にした方が無難であると言う結論に達したため、一度は装着してしまった57LB/HRのインジェクターをご好意により返品交換していただけることになりました。
そして、インジェクターが到着したので早速交換です。
今日は勿論仕事で決して暇なわけではありませんが、なるべく早い時期に返品した方が良いと思い、2時間ほど会社から抜け出して作業をしました。
何食わぬ顔で戻りましたが、衣服があちこち汚れて汗まみれですから、サボっていたのが直ぐにバレました・・・(笑)。

8月26日

第18回えびすサーキット走行会 24日、第18回えびすサーキット走行会を開催しました。
天候は晴、外気温が32℃に達する真夏日となりました。
吹き抜ける風がさわやかで蒸し暑さはそれほど感じませんでしたが、ジリジリと照り付ける日差しが暑くて、長時間の連続走行は体力的に厳しい状況でした。
お盆休み明けとあって休暇をとることが難しくなってしまった方が続出したため、本年最後の開催でしたが、参加台数は5台にとどまりました。
第18回えびすサーキット走行会 この暑さにもかかわらず温度管理は順当で、連続5周時に水温100℃、油温110℃、ATF温度100℃でした。
ウォーターインジェクションを使って1周のクーリング走行を行うと水温が95℃まで低下してくれるので、そのままさらに周回を続けることができたのですが、例の息つき症状がまた発生してしまい、かないませんでした。
表示時間が一瞬なのでこれまで見逃していたのですが、息つき症状発生の瞬間に燃圧が45psiにドロップしていることが判明しました。
フュールポンプコントローラーに不具合が起っている可能性もあったので機器をバイパスさせてみましたが、症状に変化はありません。
残された要因としては、フュールプレッシャーレギュレーター(99年以降はフュールフィルターと一体化)、パルスダンプナー(99年以降にレギュレーターの換わりに装着されたもの)、燃料ポンプが怪しいと考えられます。
パルスダンプナーはフュールレール上に装着されていますが、スーパーチャージャーを装着した際にも純正から移植している部品ですので、既に7年以上が経過しています。
また、夏季のサーキット走行中はかなりの熱を受けており、不具合が起っている可能性が高いと考えられますので、部品が入手でき次第交換を行うことにしています。
帰路で燃圧計を常時確認しながら走行をしてきましたが68psiで安定しており、燃圧がドロップすることはなかったので、ポンプに問題は無いだろうと思われます。

ATFクーラー用ルーバープレートとインテークダクトを塗装 ATFクーラーの熱排出口に装着しているアルミ製ルーバープレートの開口部を広げたところ、排出風の勢いが強くなって冷却効率の向上がみられました。
「えびすサーキット」で急遽思いついてペンチで無理矢理広げてしまったので、かなり見た目が汚くなってしまいましたが・・・(笑)。
さらにアルミ生地色が安っぽく目立ってあまり評判が良く無いので(笑)、アルミ着色用プライマーを使って塗装を行いました。

また、インテーク用ダクトも塗装しましたが、素材がプラスチックであるため塗装後のコンパウンド処理ができず、期待していたほど美しくはなっていません(笑)。

Sタイヤがそろそろ寿命を迎えていますが、年内はもうサーキット走行をする予定がありませんので、履き替えは来春でしょうか・・・(笑)。

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