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<C5日誌> 「赤枠で表示されている画像は、マウスポインターを置くと別の画像が表示されます」

2006年

4月2日

3月31日は結局仕事をサボることが不可能な状況だったので、本庄サーキットへ行くことはやはりかないませんでした.・・・。
LEDリアテールライト定電流回路ヒートシンク装着 リアテールライトターンシグナル用LEDの定電流回路は 900mA×1 350mA×2の二つのタイプを使っていましたが、900mAは止めて全て350mA×2にしました。
また、基板上に直接装着していたものをLEDの放熱を兼ねてヒートシンクに取り付け、さらに基板放熱用ヒートシンクとシリコン剤を使って密着させ、全てが一体として機能するようにしました。
これにより、発熱の大きい個所の放熱が分散され、実装と同じ密閉状態で連続10分間の点灯動作を行っても、LED、定電流回路共に熱くて触れなくなるような発熱は無くなり、点滅動作なら30分間連続しても体感できる発熱は起っていません。
LEDも定電流回路も過度な温度上昇は電子部品が破損する恐れがあると共に絶対寿命も大幅に低下してしまいますから、放熱は重要な課題です。
この程度の発熱であれば、夏季の渋滞下やサーキット走行で周囲の温度が上昇しても稼動や寿命に問題は起こらないでしょう。
リアテールライトターンシグナル用ハイパワーLED装着 実装して30分間の連続動作を行いましたが、目立った発熱はありません。
日中でもこの明るさが得られ、さらに横方向でもブレーキ用の認識性が低下しているのに対して、ターンシグナル用は十分な認識力を発揮してくれています。
フロントLEDターンシグナル定電流回路装着 また、フロントターンシグナル用Luxeon Star LEDの電流制御を抵抗式から定電流方式に換えました。
これまで環境面(雨水等の浸入)の問題から抵抗の方が安全なので使用していましたが、新しい定電流回路は発熱も少なくコンパクトにできているので、ヒートシンクに装着した上で回路部分を全て密閉して防水対策を行うことがかないました。
電圧が変動しても点灯照度が変わってしまうことが無くなりますから、エンジンが稼動していない状態でハザードを使用すると抵抗式は照度が低下してしまうのに対して、エンジン稼動の有無にかかわらず常に同じ照度で点灯するようになっています。
Luxeon Star LED ヒートシンク装着 そして、装着していたLEDは放熱性を高めるため、アルミ板に装着していただけのものからヒートシンクを追加したものに換えました。

明日から22日まで現場と出張が続くので、車いじりと日誌の更新はしばらくお休みです。

4月16日

KMクラフトガレージにて 早いもので3度目の車検を迎えました。
C5との付き合いも8年目となります。同一車種をこれほど長い期間乗り続けたのは、実は初めての経験です。
出張先から一時帰宅できた今日、前回同様に車検と整備をKMクラフトガレージさんにお願いしてきました。

昨日本庄サーキットのドリドリで排気漏れを起こしてしまったMariusu師匠のレバノン君がドック入りしてました。
Brembo F50 車検の際にはBremboを外して、オーバーホールが終わったBAER/ALCONブレーキを再装着していただきます。
結局、BremboとPFCパッドは昨年12月の富士と本庄を走っただけで、お役御免となりました。

DRM製デフオイルクーラー 5月からようやく始まる(笑)自主開催走行会に備えて、デフオイルクーラーを装着することにしました。
写真はDRM社でアッセンブリーされているもので、Z06用リアブレーキ冷却用ダクトを使ってクーラーコアを装着しているものです。
アメリカの競技用チューニング製品を取り扱っているショップの大半がデフオイルクーラーキットを販売していますから、必需品の一つであることは間違い無さそうです。
予定よりも早く必要な部材がすべてそろったので、KMクラフトガレージさんに装着作業をお願いしてきました。

4月23日

3週間に及ぶ長期出張がようやく終わりを告げました。
BAER/ALCONブレーキ 車検が無事終了したので早速KMクラフトガレージさんに引き取りに行きました。
BAER/ALCONブレーキも新しいピストンとシールに交換されて復活です。
フロントローターと前後のパッドは新しいものにしました。

すっかり外気温が高くなって初夏を感じさせる季節となりましたが、走行していると水温は84℃、渋滞する街中でもスロー回転で電動ファンが稼動すると85℃を維持してくれますから、吸気ダクトの大型化強力電動ファンの装着は確実に効果がありました。
また油温も85℃辺りで強力電動ファンが動作を開始すると直ぐに80℃まで低下してくれています。
ATF温度は街乗りで85℃以上にするのは困難であるため、電動ファン装着方法変更の効果があるかどうかはサーキット走行待ちです。

デフオイルクーラー装着 デフオイルクーラーを装着しました。
構成は、ポンプ、フィルター、クーラーコア、接続用フィッティング類とホースで、必要な部材は全て国内手配をしています。
コアの装着場所についてあれこれ検討をしたのですが、デフ周辺は排気熱の影響を受ける場所が多く、なかなか適切な場所が見当たりません。
そこで、CDチェンジャーが撤去されて空家になっているリアカーゴ下部分を加工して装着することにしました。
コアには効率的に冷却風を導入させるため整流板を設置しています。

→吸気ダクト追加装着

→装着図
デフオイルクーラー装着 ポンプとフィルターはリアカーゴ内に設置しました。
冷間時のオーバークール防止と無用な動作による消費電力増大を防止するため、油温を検知してポンプのON/OFFを行うようにしています。
制御は、以前スーパーチャージャー装着の際に電動ファンコントロール用として購入し、その後LS-1 EDIT の導入によりお蔵入りになっていた BILLIONのVFCUを専用温度センサー共々復活させ、センターコンソール上に設置しました。
温度センサーは排出口付近に三叉ジョイントを使って装着しています。
ポンプの動作音はかなり大きいのですが、カーゴの蓋が閉まっていれば排気音ほど大きくはありません(笑)。振動を抑制するダンパーを使えばもう少し静寂になると思いますが、基本的にサーキット走行時以外に動作することは無いので気にしてません。
帰路において温度設定を80℃にしても動作することはありませんでしたから、100℃辺りに設定すれば一般道走行で稼動することはまず無いだろうと思われます。
油温計が無いので、サーキット走行で上昇したデフオイルの温度低下にどの程度効果があるのか定かではありませんが、無いより良いことだけは確かです。
25日の本庄フリー走行で効果を試してみたかったのですが、残念ながら仕事をサボることはかないそうもありません・・・。そしてこのままだと30日の富士スピードウェイが本年最初のサーキット走行となります。肩慣らしには少々厳しいので、皆さんの邪魔にならない程度でのんびり走ろうと思っています。

4月30日

富士スピードウェイにて アドバンスオートさん主催の富士スピードウェイ走行会に参加してきました。
お馴染みの皆さんとワイワイ楽しんできました。

今回はラップタイム計測器を装着しての走行となりましたが、本年最初のサーキット走行ですし、冬眠中にあれこれと施したクーリング対策の検証を行いたかったので、皆さんの邪魔にならないように14〜15時の走行枠の内50分間、連続17周を気張る事無くマイペースで走りました。
ちなみにベストラップは12周目の2分14秒579でした(それにしても遅い!!・・・)。

リアに履いたRE-55S SR-2 295/35/18サイズはとてもコントローラーブルで、フロントの265/35/18とベストマッチの組み合わせであると感じました。
スピードウェイにて 天気は晴時々曇で、日中最も外気温が高くなる時間帯の走行であったことも重なり、実に21℃になりました。そのため、車内は10分もしない内に灼熱地獄と化したので、クーリングラップはエアコンを使ってしまいました(笑)。
大半の皆さんと同じ程度のペースで走っている限りは、水温・油温・ATF温度共に100℃を越えることはありません。
そして、ペースの早いトップグループに追従するように走っても、水温110℃、油温115℃、ATF温度105℃でした。
この数値は前回12月の外気温7℃での走行とほぼ同じ水準ですから、各クーリング対策は効果有りと言って良いと思います。

新規装着したデフオイルクーラーは動作開始温度を100℃辺りに設定しておきましたが、4周目辺りから動作を開始し、走行終了後もしばらく稼動を続けていましたから、デフオイルはサーキット走行を行うとかなり高温になることは確かです。
BAER/alconブレーキ 前回ブレーキはBremboでしたが、今回はBAER/ALCONです。
ホームストレートをオーバー250km/hで駆け抜けた直後の第一コーナー前250mポストからであればABSが効くこと無く余裕で制動が可能でした。
最終コーナーの立ち上がり速度を上げてホームストレートの最高速度がさらに高くなっても200mポストからの制動で十分間に合いそうです。
今回は残念ながら全ラップ共に第一コーナーが混み合っていたため、試すことはかないませんでしたが、次回の本庄とエビスで結果が出せると思っています。

Bremboの時よりも絶対的な効きが強く制動距離が確かに短くなったものの、その反面ローターとキャリパーの絶対重量が増大したことによる弊害も感じられました。
そこで、ローターをより軽量なものにしてバネ下荷重軽減化策略をねることにしました。

パワーステアリングフルードリターンホース スーパーチャージャーの装着によりエンジンベルトが専用品になっていますが、このベルトを交換する際にはパワーステアリングポンプとリザーパータンク(BillionレーシングPSタンク)を接続するリターンホースを抜く必要があります。
ラバーホースとホースリングの接続だと脱着に手間がかかる上、フルードも大量にこぼれ出てしまいますので、ステンメッシュホースにアールズのホースエンドを装着したものに交換しました。
ホースエンドならレンチで緩めるだけで直ぐに外せますし、こぼれ出るフルードもホースエンドを外して直ぐにキャップをすれば最小限で済みます。

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